Windows Vistaの再起動時にIPアドレス競合が発生する

Windows Vistaで固定IPを設定しているパソコンを再起動すると、IPアドレスが重複しているとしてWindowsが勝手にIPアドレスを割り振ってしまう現象が起きていた。
再起動時だけではなくスリープから復活したときもIPアドレスの競合起きるらしい。
固定IPだけではなくDHCPでIPアドレスを取得している場合も競合するらしい。

ipconfig コマンドの出力


ローカルエリア接続を一旦無効にしてから有効に戻せば、固定で設定しているIPアドレスに戻るのだが、不便極まりない。
ネットワーク接続

ネットで検索した結果、PacketiX VPN Serverが定期的に送信しているARPプロトコルのポーリングパケットをWindows Vistaのバグで誤認識しているという情報があった。

PacketiX VPN Serverのコンフィグレーションファイル内の各仮想HUB毎の[Option]ノード内にある[NoArpPolling]を[true]に書き換えるとARPプロトコルのポーリングパケットは止まるらしい。
ということで、2つある仮想HUBの[NoArpPolling]を[true]にした。
コンフィグレーションファイル

この変更だけで、再起動してもIPアドレスの競合が起きなくなった。


PacketiX VPNのマニュアルによれば、[NoArpPolling]を[true]にした場合は、IPアドレスデータベースの内容が最新状態である保証がなくなるので、ユーザーまたはグループへのセキュリティポリシーで下記の項目を有効にしてはいけないそうだ。
https://www.softether.com/jp/vpn2/manual/web/3-4.aspx#vpn_3_4_8
・ [DHCP が割り当てた IP アドレスを強制] ポリシー
・ [MAC アドレスの重複を禁止] ポリシー
・ [IP アドレスの重複を禁止] ポリシー
・ [IP アドレスの上限数] ポリシー


[NoArpPolling]を[true]にしなくても、vpnserverを最新バージョンにすれば解消されるという情報もあった。

ダウンロードできる最新バージョンはPacketiX VPN Server 2.0 Build 5280(Win32)だ。
しかし、今まで運用していたのも同じバージョンだ。
(vpnserver.exeのファイルバージョンは2.2.0.5280

最新バージョンを使っているのに、解消していないではないか。
試しに、Win32のexeonly版ダウンロードしてみたところ、vpnserver.exeのファイルバージョンは2.2.0.5302になっている。

vpnserver.exeを5302に更新し、[NoArpPolling]を[false]に戻してみたところ、IPアドレスの競合は起きなかった。

win32のインストーラ版もダウンロードしてみたら、exeonly版とファイルの更新日は違うがファイルバージョンは2.2.0.5302だった。
vpnserver.exeのファイルバージョン
左がexeonly版、右がインストーラ版

Build 5280と謳いながら実際のビルドは5302なのだ。
これではダウンロードセンターを見ただけでは、自分のところが最新なのかわからないではないか。

結論:
PacketiX VPN Serverが稼働しているLAN内で、Windows Vista再起動時にIPアドレス競合(重複)が発生した場合の対処方法。

サーバープログラムを最新版にすれば解消する。
(Win32版の場合、最新版vpnserver.exeのファイルバージョンは2.2.0.5302)


サーバープログラムを入れ替えられない場合は、PacketiX VPN Serverのコンフィグレーションファイル編集で各仮想HUB毎の[Option]ノード内にある[NoArpPolling]を[true]にする。




参考にした記事:
IPアドレスの競合問題:解決編?
PacketiX VPN と Windows Vista の DHCP ブロードキャスト

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